不撓不屈

戦国史同盟管理人・蛛賢(Shuken)のブログです。 サイト運営情報、技術情報、備忘録、作品公開等について投稿しています。

戦国史

戦国史Wikiやawakさんの戦国史旧作シナリオ復興委員会から
SLG「戦国史」のシナリオ情報を収集するExcelマクロツールをリリースしました。



今年度は戦国史同盟の再開に向け、Wikiの大規模な更新作業も行いました。
そのときに作成した副産物のツールです。

ユーザーシナリオをいっぺんに調べることができます。
なお、当然ながら収集対象となるには戦国史Wikiにページがあることが条件です。
(より詳しく説明すると「シナリオ」というタグ付きのページを収集しています)

単純に検索したり、ジャンルでフィルタリングするなりして探してみてください。

また、awakさんの許可を得た上で、戦国史旧作シナリオ復興委員会の情報も収集しています。
(awakさん、いつもありがとうございます)

当該ツールを更に使い勝手の良いものにできればと思っていますので、
ご意見ご感想、また、地道に更新していく仲間をお待ちしています。
なお、シナリオの公開・更新情報を戦国史Wikiに反映いただける仲間も並行して募集しています。

Gitlabも慣れておりませんので、何か間違っていたりしていれば御指摘いただけると幸いです💦
(Twitter、Discord等々)


------以下Readmeから------

■ツール概要
 戦国史Wikiに登録されているシナリオ記事を収集し、一覧表示するツールです。
 当初はWiki整備のため、誤字脱字、整合性検証、URL確認等を行うことを目的としていました。
 皆さんの戦国史シナリオ発表及びプレーしてみたいシナリオが見つかる手助けになれば幸いです。
 また、戦国史Wikiのシナリオ記事を編集していただける協力者の方を随時募集しています。

■使い方
①「[Import] Wiki "Scenario" Tags Page」ボタンで、
 戦国史Wikiの「シナリオ」タグのある記事の一覧を取得します。
②「[Import] Wiki "Scenario" Page Details」ボタンで、取得した該当タグの記事内容を取得します。
③必要に応じて編集を行い、Wikiに変更を加えたい場合は、「[Export] Wiki Source」をクリックし、
 ツールと同じ階層に出力されたテキストファイルを参考に戦国史Wikiを更新してください。
※拡張機能として、awak氏の「戦国史旧作シナリオ復興委員会」にある作品一覧を取得できます。

■留意点
・本ツールで発生した、いかなるトラブル・損失・損害に対しても当方は責任を負いませんので、
 バックアップ等の対応を各自でお願いします。

・本ツールでは、各処理の実行命令(VBA)によりWeb上の特定サーバにアクセスしています。
 アクセスの頻度は最速でも1秒1アドレス程度を想定していますが、ツールの改造等による
 特定サーバに過度な負荷をかけることは想定していません。十分留意した上で使用してください。

・取込みを行ったWikiページの内容と、Wiki投稿の参考用に出力したテキストファイルは同一のものでは
 ありません。上書きを行う際には想定外の箇所が変更されていないか十分確認を行ってください。

■その他
 本ツールをより良くしていきませんか? カスタマイズ仲間を募集しています。
 なお、バグ報告等ありましたら、蛛賢(Twitter、Discord、ブログ等)によろしくお願いします。
 ※返信・対応が遅いこともありますのでご了承ください。

■バージョン
 戦国史Overview
 Overview.xlsm Ver.1.00

 Created by (c) Shuken 2021
 Special thanks for awak
 「戦国史旧作シナリオ復興委員会」

------ここまで------

戦国史Wiki直接更新機能なんかも盛り込みたかったところですが、とりあえず時間が足りません……
(セキュリティの兼ね合いもありそうですし)
以上、よろしくお願いします。

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SLG「戦国史」のシナリオ作成を支援するExcelマクロツールをリリースしました。



ある程度の規模のシナリオを作成するためには、膨大なデータ登録・編集が必要になるわけですが、
標準のエディタではExcelのように柔軟にコピペできず、関数等も使えません。

そこでExcelでも編集できるようにツールを作成しようと思い立ったところ、
以前水銀さんが作成されている(Ver.1.01)ことを知り、
許可をいただいた上で追加更新させていただくことにしました。

水銀さんも仰られていますが、当該ツールを更に使い勝手の良いものにできればと思っていますので、
ご意見ご感想、また、地道に更新していく仲間をお待ちしています。

Gitlabも慣れておりませんので、何か間違っていたりしていれば御指摘いただけると幸いです💦
(Twitter、Discord等々)

Gitlabのページを見ていただけると分かるかと思いますが、実は半年以上前に作成したものになります。
ただ、色々と機能追加を目論んでいたら繁忙期に突入してしまい、
いつになっても公開できなさそうでしたので、今回思い切って公開しました。

本当は征西府やら異志倭人伝やら更新完了と併せて公開したかったんですが……

------以下Readmeから------

■ツール概要
 本ツールは、戦国史シナリオ(SNRファイル)をExcelで編集するために入出力するツールです。
 基本的な考え方は、大名家・城・武将といった設定項目が複数あるデータを取り込み、タイトル等、設定項目が固定であるものは標準エディタで編集する想定で取り込み対象を選定しています。
 なお、更に作成効率を上げるための機能追加を検討しています。

■使い方
①「Open SNR File」で編集したいファイルを開きます。
②「国」~「武将」シートに読み込まれますので、各シートを操作して編集します。
③作業が終わったら「Save SNR File」でファイルを出力します。
 なお、ツール起因でシナリオが壊れないように自動で旧ファイルを退避させます。(bakファイル)
 保存後、標準のシナリオエディタや戦国史本体から読み込んでみてください。
※①・③の際、「ディレクトリ指定」セルに入力すると、ファイル選択の初期表示を指定できます。

■留意点
・本ツールで発生した、いかなるトラブル・損失・損害に対しても当方は責任を負いませんので、
 バックアップ等の対応を各自でお願いします。

・膨大なデータだとメモリ不足となり挙動が不安定になることがあります。
 エラーが出る場合は、まずは他のソフトウェア等を閉じる等してから再実行してください。

・以下のシートは本ツールの処理で使用していますので誤って削除しないようにしてください。
 MENU、国、鉄砲生産国、販売地、購入所要月数、大名、同盟、城タイプ、城、経路、交易対象、
 交易国、港、武将、Tmp1、Tmp2、Tmp3、Tmp4

■その他
 本ツールをより良くしていきませんか? カスタマイズ仲間を募集しています。
 なお、バグ報告等ありましたら、蛛賢(Twitter、Discord、ブログ等)によろしくお願いします。
 ※返信・対応が遅いこともありますのでご了承ください。 ※水銀氏には報告しないでください。

■バージョン
 戦国史EditSnrEX
 EditSnrEX.xlsm
 Ver.1.20

 Modified by (c) Shuken 2020
 Created by (c) 水銀氏 2010

------ここまで------

■参考
 ツールの動きとしては、シナリオファイルを頭から読み込んで、各要素(国、鉄砲生産国、販売地、購入所要月数、大名、同盟、城タイプ、城、経路、交易対象、交易国、港、武将)を表形式で取込み、それ以外は出力用としてTmp1~Tmp4のシートに保持しています。
 出力するときは、各要素の内容を再度シナリオと同様の文字列に変換した上で、Tmp1シート+要素+Tmp2シート+要素+Tmp3シート+要素+Tmp4シートとして繋げて出力しています。
 Tmp1~Tmp4の意図を文章にするのは難しいですが、一度動かして中身を見てみると何となく分かります。(説明下手)

 エラーチェッカー機能を盛り込みたかったところですが、とりあえず時間が足りません……


【参考】ベースとした水銀さんのツール配布ページ



以上、よろしくお願いします。

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※2020年5月25日現在の情報です。(念のため)
※長文です。

著作権侵害しないように創作活動をしなければなりません。
で、先日ふと沸いた疑問が、「戦国ゲームを作るときに、Wikipedia等を参考にしていたけど、引用して問題ないのか?」でした。
  • 二次利用にあたる場合、Wikipediaの二次利用のページを見ると、結構なことが書いてあります。
  • 下手すると、引用したすべてのページの情報をReadme.txtとかに書かないといけないのか…?と思いました。
  • 一方で、市販の歴史ゲームは「どこで調べた内容」「どこから引用した」は記載されておらず、何が正しいのかよく分かりません。(本当はネット情報も見てるはず…)
  • これまでに教科書で習ってきた歴史の知識を基にゲームを作ったら、「〇〇出版 日本史A」とか引用元を書かないといけないのでしょうか。
頭がごっちゃになりました。

そこで、社団法人や政府機関のウェブサイトで一から著作権を勉強したところです。

結論から先に申し上げますと、歴史的事実に著作権は発生しません。
歴史的事実を学んだ上で作品を制作することは「著作物の二次利用」にもあたりません。

(「いや当たり前でしょ」って思われるかもしれませんが、相当不安だったんです💦)

まず、歴史に関する文献及びネット情報についての著作権の考え方は以下のとおりです。
  • 歴史的事実、データは「著作物」といえないため、文献及びネット情報等の引用に制限はない。
  • 歴史的事実、データに対する考察等、著者の主観、まとめ方に独自性があれば、その箇所については「著作物」といえる。
このことは、一般社団法人日本書籍出版協会のホームページにも例示の上で掲載されています。
「6.剽窃・無断使用など著作権侵害に関すること」


そのため、歴史ゲーム制作は以下のことを念頭に置くと良いと思います。
  • 歴史的事実、データを調べるためだけであれば、引用しても著作権の侵害にはあたらない。
  • 歴史的事実、データに対する考察等、著者の主観、この他著作性があるものを引用する場合は、その部分は「著作物」といえるため、適切に対応しなければならない。
つまり、例えば以下の内容は歴史的事実なので、Wikipedia等で調べたとしても「著作物の二次利用」にあたらない、と整理できるかと思います。
  • 城の名前、別名、由緒、場所、築城年、築城者…など
  • 大名家の名前、由緒、歴代当主、家臣、居城、出来事…など
  • 武将の名前、生没年、父母兄弟、子息、居城、経歴…など
  • 戦争、同盟、改元、謀反等のイベント
ただし、以下は事実・データ以外の著者の著作性が含まれるため利用する場合は「著作物の二次利用」にあたる可能性が出てきます。
  • 紹介ページの構成、文章を引用する。
  • 年表を構成含めて引用する。(年表に載せる事柄の取捨には著者の主観が入るため)
なお、日本における著作権の有効期間は70年ですので、江戸時代に作られた話をモチーフにゲームを製作しても著作権侵害にはあたりません。ただし、その話の現代における解釈本を基にゲームを製作したら侵害にあたります。

引用情報を事実とデータに絞れば、著作権を誤って侵害せずに済みます。
おそらく、冒頭の市販の歴史ゲームに参考文献等の言及がないのは、こういう整理だからでしょう。
何かの著作物(例えば歴史漫画や大河ドラマ等)をベースに製作していれば、個別に使用許諾を得て、その著作権者のクレジットを表記しているのではないかと思います。


(後記1)調べた理由

ことの発端は、戦国史シナリオ「征西府」やサンプルシナリオ改造プロジェクトです。

繊細な事柄ですし、知らないうちに侵害してしまって、作品発表後に問題が発生しないように検討しながらも、いかに効率良く、各種設定値や解説文の充実させるかを考えていました。
特に膨大なシナリオの膨大な解説文の設定は、一つ一つ手入力していくと、それこそ年単位、気が遠くなる作業です。
ある程度機械的に設定する仕組みが必要だと思っていたので安心しました。

上記を踏まえ、教科書、書籍、ネット等で勉強し、創作活動に繋げていきたいと思います。

なお、私の個人作品には、純粋に「ゲーム制作にあたって助かりました」のリスペクトの意味で、Readme.txtに参考文献名を記述していきたいとも思ったところです。


(後記2)Wikipediaの記事の二次利用

ちなみに、Wikipediaの記事の著作物に対する二次利用は以下のページに記載があります。


要約すると次のとおりです。
  • 二次利用していいけど、いつ時点のWikipediaの何て記事を引用したって明記すること
  • 記事が別の資料を引用していたらその資料の要件に従うこと
  • 「参考資料:Wikipedia」だけではダメ
つまり、今回の件で、もし歴史ゲーム制作が「Wikipediaの著作物の二次利用」に該当するならば、採用した記事全てに次のような表記が必要であるということでした。



この戦国史シナリオは、「クリエイティブ・コモンズ・表示・継承ライセンス3.0」のもとで公表されたウィキペディアの項目<a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%87%90%E8%89%AF%E8%A6%AA%E7%8E%8B">「懐良親王」</a>(2020年4月15日 (水) 17:35時点)、<a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8F%8A%E6%B1%A0%E6%AD%A6%E5%85%89">「菊池武光」</a>(2020年1月27日 (月) 01:15時点)…(引用した全ての記事)…を素材として二次利用しています。

※もちろん、記事の引用が二次利用に該当するのであれば、明記しなければなりません。


(参考)今回勉強させていただいた主なサイト




経産省は「電子商取引及び情報財取引等に関する準則」(令和元年12月19日)を勉強させていただきました。ここの「Ⅱ-9-2 インターネット上の著作物の利用」が主な該当箇所です。

この準則は他にも「Ⅱ-2 他人のホームページにリンクを張る場合の法律上の問題点」等も記載があり参考になります。ざっくりいうと、リンクだけなら基本的に著作権法違反にはなりません。ただし、リンク先が.著作権法違反をしていたら、幇助になる可能性があります。

この他、Google検索でヒットしたJICAの「著作権ガイドブック」も勉強になりました。

今回、勉強結果を備忘の意味も込めて投稿しました。
投稿内容に誤りがあれば、お手数ですが、ぜひご指摘いただければ幸いです。
よろしくお願いします。
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新設戦国史Wikiの環境構築及び移行作業について、ある程度目処が付きました。

現在、2014年当時のシナリオ紹介記事のベースは移行できたのですが、
キャプチャ画像シナリオ配布先のURL情報が更新されていない状況です。
また、タグの付け方について、作者で検索しやすいように作者タグを付けるようにしました。

更新前の記事例:

更新後の記事例:


もちろん、私も少しずつ更新していきたいとは考えていますが、数が膨大ですので、
共同編集サポーターとして更新作業にご協力いただける方を募集することにしました。
(セキュリティ対策として、ユーザ登録しないと編集できなくなっています。)

作業としては、先ほどの3項目をひたすら全てのページ(約300シナリオ)に適用していきます。
(他の項目も気づいたら訂正する。)

なお、それが完了次第、2014年以降のシナリオ情報を順次追加していけたらと思います。

また、並行して、私は過去のコンテストサンプル改造プロジェクトについてもまとめたいと考えています。

コロナの昨今、なかなか外に出づらいですので、何とか戦国史で気分転換してもらえる環境を整えられたらと本望です。
一応目標は今月中です。
 → 優先順位の高い作業が間に挟まってしまいました。6月上旬を目指します。
 → 着手はしていますが、想定以上に時間がかかっています…。7月中を目指します。
 → 従来のシナリオ情報の反映は完了しました。
   今後はコンテスト等の情報整理・追加と、シナリオの新規公開、更新情報の反映を行います。


◆Wiki編集に関するページ



◆連絡先
ご協力いただける方は、ブログコメント、TwitterのDM、IRC、Discord、何でも構いませんので、ご連絡お待ちしております。
作業記事が重複しないように分担、調整しながら進めていきたいと考えています。

なお、Discordに戦国史Wiki編集用のチャンネルを設ける予定です。


◆参考
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Discordは、IRC同様、チャットをするためのアプリケーションです。
主にゲームユーザ間の交流目的で用いられており、無料で利用することができます。

IRCとの違いはアカウント登録が必要な点です。その代わり、フレンド登録、ダイレクトメッセージ、オンライン確認、スマホ対応等の機能が充実しています。

Discord「戦国史サーバ」は以下のとおりです。


一見さん、初心者からプレーヤー、シナリオ作者等、どなたでも参加可能です。
(私初め、インして放置している方もおられますので注意)

戦国史の話題に限定もしておりませんので、お気兼ねなくご参加ください。よろしくお願いします。

★現在のイン状況


 
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